骨密度測定検査方法
骨の健康診断では、「骨量」の変化だけでなく、加齢にともなう事柄についても総合的に検査し診断します。
骨密度測定を定期的に行い自分の「骨の量」の変化に応じて対策をとることによって「骨粗鬆症」を未然に、または軽度に抑えることが期待できます。
<DXA法>
●全身測定
二重エックス線光子吸収法の略称で、デキサ法と呼ばれます。専用装置の上で仰向けで寝て測定し、腰椎の測定であれば3分程で終わります。
現在の測定の中では極めて精度が高く、精密検査等に使用されます。
●前腕測定
測定方法は、椅子に座り片手を入れるだけ。受診者の負担が少なく、スピーディな検査が可能です。
※金属類(ファスナー等)、貝殻ボタンのついた服、ホッカイロ、磁気湿布等を身につけていると測定ができません。また、一週間前にバリウム検査を実施された方は、腸内にバリウムが残っていることがあり、その場合も測定ができません。全身測定の際は上記内容にご注意ください。
婦人科健康診断
乳がん検診
超音波検査:検査用の超音波を使用。測定は10分程度で終わります。妊娠中、若年の方、頻繁に検査をする必要のある方に適した検査方法です。
マンモグラフィ-検査:専用のエックス線装置を使用して撮影をします。撮影の際、乳房を強く圧迫して撮影しますので、個人差はありますが、痛みを伴うことがあります。
早期発見のために必要なことですので、少しの間がんばってください。撮影自体は5分程度で終わります(女性診療放射線技師が担当します)。
子宮がん検診
・超音波検査
経腹超音波検査または経膣超音波検査を行い、子宮・卵巣の画像診断を行います。
・子宮頸がん/細胞診
医師による診察の後、子宮頸部入口に近いところの細胞を採取いたします。ご自身で子宮頸部の細胞を採取していただくことも可能です。採取用の専用容器がありますので、ご希望の方はご連絡ください。
有機溶剤健康診断
必ず実施すべき項目
- (1)業務の経歴の調査
- (2)・有機溶剤による健康障害の既往歴の調査
・有機溶剤による自覚症状および他覚症状の既往歴の調査
・有機溶剤による(5)~(8)および(9)~(12)に掲げる異常所見の既往の有無の調査
・(5)の既往の検査結果の調査 - (3)自覚症状または他覚症状の有無の検査
- (4)尿中の蛋白の有無の検査
- ※下記の表内「有機溶剤」について必ず
実施すべき項目 - (5)尿中の有機溶剤の代謝物の量の検査
- (6)肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
- (7)貧血検査(赤血球数、血色素量)
- (8)眼底検査
有機溶剤 | 検査目的 | |||
---|---|---|---|---|
(5)代謝物 | (6)肝機能 | (7)貧血 | (8)眼底 | |
キシレン、1・1・1-トリクロルエタン、トルエン、ノルマルヘキサン | ○ | |||
N・N-ジメチルホルムアミド | ○ | ○ | ||
オルト-ジクロルベンゼン、クレゾール、クロルベンゼン、1・2-ジクロエチレン | ○ | |||
エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル | ○ | |||
二硫化炭素 | ○ |
- ※以下は医師が必要と判断した場合に実施しなければならない項目
- (9)作業条件の調査
- (10)貧血検査
- (11)肝機能検査
- (12)腎機能検査(尿中の蛋白の有無を除く)
- (13)神経内科学的検査
※自覚症状または他覚症状については、医師が次の項目のすべてをチェックしなければなりません。
1.頭重 2.頭痛 3.めまい 4.悪心 5.嘔吐 6.食欲不振 7.腹痛 8.体重減少 9.心悸亢進 10.不眠 11.不安感 12.焦燥感 13.集中力の低下14.振戦 15.上気道または眼の刺激症状 16.皮膚または粘膜の異常 17.四肢末端部の疼痛 18.知覚異常 19.握力減退 20.膝蓋腱・アキレス腱反射異常21.視力低下 22.その他
特定健康診査(メタボリックシンドローム健診)
ステップ1
内臓脂肪蓄積に着目してリスクを判定。
ステップ2
血液検査の値、質問票の内容により判定。
ステップ3
上記判定内容により、「積極的支援レベル」「動機づけ支援レベル」「情報提供レベル」の3段階に分かれます。
※階層ごとに保健指導医療スタッフ(Dr‘s・保健師・栄養士など)が行います。
生活習慣病予防健康診断
基本検査項目
- ・既往歴の調査
- ・自覚症状および他覚症状の有無の検査
- ・身長、体重、視力および聴力の検査
- ・胸部エックス線検査
- ・血圧の測定
- ・尿検査(尿中の糖、蛋白、ウロビリノーゲン、潜血の有無の検査)
- ・貧血検査(赤血球、白血球、血色素量、ヘマトクリット、血小板数)
- ・肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP、ZTT、ALP、LDH、T-Bil)
- ・血中脂質検査(総コレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪)
- ・血糖検査(FBS、HbA1c)
- ・腎機能検査(UA、BUN、CRE)
- ・心電図検査(安静時)
- ・便潜血反応検査
- ・眼底、眼圧検査
- ・腹部超音波検査(肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓)
- ・胃部エックス線検査
※検査内容につきましては、予算に合わせてご提案させていただきます。
また、希望の検査等ございましたらオプションとして追加することが可能です。
オプション検査(一部抜粋)
- ・呼吸機能検査
- ・婦人科、乳房検査
- ・各種腫瘍マーカー(血液による癌検査)
- ・喀痰検査
※検査の内容により、食事制限等があります。詳細につきましては、健診スタッフにご確認ください。
ご不明な点等がありましたら、お気軽にご連絡ください。
検査内容 | |
---|---|
胃がん検診 | 胃部エックス線検査(デジタル撮影) |
肺がん検診 | 胸部エックス線検査(デジタル撮影)・喀痰細胞診検査 |
大腸がん検診 | 便潜血反応検査(ラテックス凝集法) |
子宮がん検診 | 子宮細胞診検査・内診(自己採取法もあります) |
乳がん検診 | 超音波検査・視診・触診/マンモグラフィ・視診・触診 |
前立腺がん検診 | 血液検査 |
腹部超音波検査 | 肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・脾臓の異常の有無の検査 |
眼底検査 | 高血圧症・動脈硬化症・糖尿病の合併症の有無などの検査 |
眼圧検査 | 高眼圧症・緑内障・網膜剥離などの病気を調べる検査 |
骨密度検査 | エックス線骨密度測定装置による検査(DXA法) |
血液検査 | 項目はご要望に応じて実施いたします |
動脈硬化検査 | 動脈硬化の進行度や狭窄・閉塞の検査 |
歯科検診 | 虫歯・歯周病の予防・早期発見のための検査 |
鉛・電離放射線取扱者健康診断
鉛取扱者健康診断検査項目
- 【必ず実施すべき項目】
- ・業務の経歴の調査
- ・鉛による自覚症状および他覚症状の既往歴の調査
- ・血液中の鉛の量および尿中のデルタアミノレブリン酸の量の既往の検査結果の調査
- ・鉛による自覚症状または他覚症状と通常認められる症状の有無の検査
食欲不振、便秘、腹部不快感、腹部の疼痛等消化器症状、四肢の伸筋麻痺または知覚異常等の末梢神経症状、関節痛、筋肉痛、蒼白、易疲労感、倦怠感、睡眠障害、焦燥感、その他 - ・血液中の鉛の量の検査
- ・尿中のデルタアミノレブリン酸の量の検査
- 【医師が必要と判断した場合に実施しなければならない項目】
- ・作業条件の調査
- ・貧血検査
- ・赤血球中のプロトポルフィリンの量の検査
- ・神経内科学的検査
電離放射線取扱者健康診断検査項目
- ・被ばく歴の有無の調査およびその評価
- ・白血球数および白血球百分率の検査
- ・赤血球数、血色素またはヘマトクリット値の検査
- ・白内障に関する眼の検査
- ・皮膚の検査
- ※定期的に行う健診については、医師が必要でないと認める場合は、一部検査を省略することができます。
VDT健康診断
配置前健康診断
- ・業務歴および既往歴の調査
- ・自覚症状の有無の検査(問診)
- ・眼科学的検査
5m視力検査
近見視力の検査(50cm視力または30cm視力)
屈折検査(5m視力検査および近見視力に異常がない場合は、省略可)
眼位検査
調節機能検査(5m視力検査および近見視力に異常がない場合は、省略可) - ・筋骨格系に関する検査 ※
- 上肢の運動機能、圧痛点等の検査(問診において異常が認められない場合は、省略可)
- ・その他医師が必要と認める検査 ※
定期健康診断
- ・業務歴および既往歴の調査
- ・自覚症状の有無の検査(問診)
- ・眼科学的検査 ※
5m視力検査
近見視力の検査(50cm視力または30cm視力)
その他医師が必要と認める検査 - ・筋骨格系に関する検査 ※
- 上肢の運動機能、圧痛点等の検査(問診において異常が認められない場合は、省略可)
- ・その他医師が必要と認める検査 ※
- ※VDT作業区分(状況)に応じて必須項目ではなく、選択項目(医師が必要と認めた場合)になる検査
- ※上記内容のうち、使用状況(常時従事しない場合)により一部検査の実施だけでも可能です。
- 希望の内容等ございましたらご相談ください。